第33回 日本神経救急学会学術集会[The 33rd Annual Meeting of Japan Society of Neurological Emergencies & Critical Care]

会長挨拶

小畑 仁司

第33回日本神経救急学会学術集会

会長 小畑 仁司

大阪府三島救命救急センター 所長

このたび,第33回日本神経救急学会学術集会を,きたる2019年6月8日(土)〜 9日(日)の2日間,大阪府高槻市の大阪医科大学看護学部(本部北キャンパス)において開催させていただくことになりました.伝統ある本学会の当番世話人を仰せつかりましたことを大変光栄に存じ,職員一同,鋭意準備を進めております.

今回の学術集会の主題は,近年の教育研修コースの発展を考慮して「神経救急・集中治療の教育と実践」とさせていただきました.診療科にこだわらずに各科の医師/医療関係者が神経系の救急症例を持ち寄って意見を交換し学術交流をするという,本学会発足時の趣旨を継承するとともに,主題に関連して,本学会と関連の深い,神経蘇生指導者ワークショップ,ISLS (Immediate Stroke Life Support),およびENLS (Emergency Neurological Life Support)日本語版の開催を企画しています.

とくに今回は,本学会と学術提携をしているNeurocritical Care Society (NCS)の第2回アジア・オセアニア支部会が永山正雄会長のもと同じ会場で開催されます.NCSの先生方から神経救急・集中治療における最新の情報について講演いただき,8日(土)の夕刻には軽食を用意してエキスパートの先生方と親睦の場を設けます.

大阪では,6月末にG20サミットが開催され,2025年には大阪・関西万博の開催が決定いたしました.この機会に神経救急医療に携わるすべての皆様に化学テロについて知っていただきたく,富山大学の奥寺先生に特別講演をお願いいたしました.

時節柄,大学キャンパスを利用した学会開催となりますが,神経救急に携わるさまざまな診療科,職種の皆様が一堂に会して熱い議論を交わし,情報を共有されることを願っております.

高槻は京都と大阪の中間に位置し,会場はJRと阪急電鉄ともにほど近く交通の便は良好です.多くの皆様のご参加をお待ち申し上げています.